言語化の宙ぶらりん。

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ハーフスペース。

5レーン。

ポジショナルプレー。

 

今や主流となった戦術ワード、未だに僕の住んでいる函館では自チーム以外では一度たりともこれらのワードは出てこないが。

 

要するにそのワードが無くてもサッカーは出来る。に尽きる。

 

こちらが、それ知らないとダメだよなんてことは言えない。

 

一種のカルチャーショックに近いが、サッカーは選手とボールがあれば成立するんだと、我に返って考えると、ずしっとくるものがある。

 

自分たちで、深い悩みに突っ込んでいくようなもので、指導していれば感じることだが、負担は倍々増する。

 

たまに自分のキャパを超えて訳が分からなくなる。

 

ちなみに現場では、未だポゼッションサッカーだ、カウンターサッカーだという言葉だけが宙ぶらりん状態で、2種としては中々厳しいレベルでのサッカーになっている。

 

こちらがいくら対策しようとも、しっかりとそれに対して意図的に対応、修正するチームというのはごく僅かである。

 

試合中にハーフスペースなんてワードを発した際には、「あいつ何か言ってるぞ」と若干冷ややかな目に晒される。

 

ただ、救いなのは唯一のリアルアウトプットの場の自チームの選手たちには、認知の助けになっていること。

 

サポートに入る位置、ゲームモデルを成熟させる為のツールとなるワード、スタッフや監督との新たなプラン、修正時により端的かつ分かりやすく生み出しやすい状況になった。

 

ある種、監督がマニアに近い方なので、教員である立場ながら凄まじいスピードで勉強でインプットをしている。

ただ、互いにすごく気を付けているのは語源の宙ぶらりんになること。

 

しっかりとチームのゲームモデルがあって、選手たちの頭にインプットされ、ある程度の技術力があった上でそれに相応しい戦術ワードを用いる。

ただワードを使ったどころで、やってますよ感しか生まれないので、確実に使う必要が本当にあるか無いかを判断してから使わないと選手は消化不良に陥る。

 

ただ戦術を使いたいからではなく、試合に勝つ為にこの戦術が必要だになるように心がける。

 

恐らく初めたての指導者で頭が切れるタイプは前者が理由になりがちかなと思う。

 

僕は最初の頃、2.3年前に戦術にのめり込んだ時はその順番から入ってしまい、中々結果に繋がらない時や、他のスタッフとの会話の際に消化不良をかなり起こしてしまっていた。

 

後々になって気付いたが戦術で勝てたらどこも全国に行くチームになっている。

サッカーなんてジャイアントキリングならぬものが起こるわけで絶対はない。

 

だから、最新の戦術ワードを知ったからと言って、お調子者にならないことが大事で。

あくまで頭の引き出しが増えただけ。

 

最新のものを知らないからと否定は出来ない。

それでも負ける時がある。

 

あくまでもサッカーは試合終了時に、1点でも多く入れれば勝つスポーツ。

 

だからこそ、先日のプレミアリーグ、ニューカッスルユナイテッドvsチェルシーはニューカッスルに夢を見させてもらった。

 

あれがあってこそまたサッカーだなと気付かされる。

 

日々精進。